【壮絶】ある就活体験談
丸山です。
今日は、友人であり、
現在はとある世界的な企業で働くユタカさんに、
就活時の経験についてシェアしてもらいました。
少し長いですが、興味があれば、ぜひご覧ください。
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タイトル:
「自分はダメな人間なんだ」とへこんでいた日々。そして・・・
僕は学生時代、サークルやバイト、遊びに明け暮れている毎日だった。
授業もさぼりがちで、将来のことなど考えもせず、
ただ「今が楽しければよかった。。。」
そんな学生生活を送っていた僕にとって、就職活動は厳しかった。
そもそも自分のやりたいことなど何も分からない。
最初はとにかく、自分の専攻している学科に関係した仕事に応募したが、
10社以上不採用が続き、何かが違うと感じて方向を転換した。
当時リクルートが提供していた適職診断サービスの「R-CAP」もやってみた。
自分にあった仕事1位が「金融ディーラー」?何だそれ?全然興味が持てない。一方、自分に一番合わない仕事が「事務職」だった。
とりあえず金融系の会社を受けてみたが、どう考えても場違いだった。
数社受けてみて、もう金融系の会社を受けるのはやめた。
それからも色んな業界本や雑誌、Webサイトを見ては刺激され、
とりあえず応募してみるが、どこも途中で興味を失うか、
不採用の連続だった。。。
僕は完全に自信を失っていた。不採用の通知を受け取るたびに、
「自分は社会に必要とされていないんだ。」
「自分はダメな人間なんだ。」
と本気でへこんだ。
そんな自分でも6月頃なんとか内定がとれた。
内定がとれたときはとてもうれしく、
「やった、これで苦しかった就職活動が終わる!」と歓喜した。
その喜びもつかの間、何度か内定者会や研修会に出るうちに、
この仕事は自分に向いていないと思うようになった。
でも、そのころはもう12月になっていて、
今から就職活動し直しても間に合わない。もう完全にあきらめていた。
そんな自分に転機がやってきた。知人の紹介で仕事を勧められたのだ。
従業員が3名の小さい会社だったが、
「内定をもらっている会社よりはましだ」
と考えて、1月に就職先を変えた。
元の会社の内定を辞退することは心苦しかったが仕方ない。
もう自分の気持ちは止められなかった。
ろくに仕事内容を確認せずに入社したが、その報いは大きかった。
入社してから知ったのだが、僕のメインの仕事は事務だったのだ。
そのとき、R-CAPで、自分に一番合わない仕事は「事務職」だと書かれていたのを思い出した。
そして、入社後、僕は地獄を知ることになる。
電話応対、先輩や上司のスケジュール管理、顧客対応など、ありとあらゆる業務を担当した。仕事量や責任もとても大きかった。
小さい会社なので、研修があるわけはない。初日からいきなり仕事だ。
最初は失敗だらけだった。敬語もうまく使えず、電話応対で失敗ばかり。
それを先輩が全てチェックして、電話終了後に厳しく注意された。
その他にも、ありとあらゆる失敗を経験し、最初の1年は平均して、一日10回以上怒られていた。
仕事中に涙が止まらないこともあった。僕は完全に自信を失っていた。
残業も多く、土日出勤も当たり前だった。もちろん残業代など出るわけがなかった。
その頃は本気で毎日死ぬことばかりを考えていた。
「ああ、今ここで道路に飛び出して、車にぶつかれば楽になる。。。」
そんなことばかりを考えていた。いま振り返ってみると、ぞっとする。
本当に死ななくてよかったと思う。
結局、最初の会社では2年働いた。次に、全く違う業種・職種に転職した。
とにかくその会社を辞めたいという想いが強く、ろくに考えずに、次の会社を選んでしまった。
次の会社もきつかった。僕自身、その仕事に全く興味がもてなかったので、仕事が苦痛で仕方なかった。
一方、その仕事がすごく好きで働いている同僚もいて、彼らと比べると、どんどん実力に差がついていった。僕はまた自信を失っていった。
職場の人間関係もつらかった。気の合う人が全くいない。
職場では完全に孤立していた。さらに、とても苦手な人がいて、その人と接することが苦痛で仕方なかった。
毎日、胃が痛くなり、「なぜ自分はここにいるんだろう」と思うようになった。
そんなとき、一冊の本に出会った。この本では繰り返し、
『自分の大好きなことを仕事にすること』の大切さが強調されていた。
この本を読んで、自分がこれまで仕事でつらい思いをしてきたのは、
「好きなことを仕事にしていないから」と気付いた。
この本を読んだことがきっかけで、僕はその後、本気で自己分析をするようになった。
最初は自分にとっての天職が何なのか、さっぱり分からなかった。これまでの人生で、こんなことは考えたこともなかったからだ。
「自分が本当にやりたいことは何だろう。」その答えを求めて、僕は「自己分析」や「キャリア」、「天職」などに関して、ありとあらゆる本を読んだ。
数万円する自己分析の教材にもいくつか取り組んだし、数十万円する自己分析やキャリアに関するセミナーにも何度か参加した。有料のキャリアカウンセリングも受けた。トータルで100万円以上使っただろう。
そして、ようやく、僕は自分の天職を見つけることができた。
天職に就いてからは、人生ががらりと変わった。自分が心底楽しく仕事ができるため、周りの人よりも成果が出るのが早かった。そのため、チャンスが次々とやってきた。
現在、僕が働いている会社は、世界的な大企業だ。
もちろん、天職を生きていれば企業規模など関係ないのだが、
大企業だからこそできることもある。
自分の仕事が、世界を変える大きな力となる。
任されている裁量は大きいが、自分のペースで進められるので、自分のぴったりの環境だ。
そんな会社に正社員として入社できたのは、とてもラッキーだった。
その幸運を引き寄せることができたのは、
間違いなく、僕が天職に就いて、生き生きと働いていたからだと思う。
年収も大幅に跳ね上がった。僕と同じ年齢でこれだけたくさん給料をもらっている人は労働人口の3%もいない。
職場で働く同僚・上司も、一緒に働いて心地よいと思える人ばかりだ。
きちんと成果を出せていて、会社からも高く評価されている。
僕はその会社の一員であることを誇りに思う。
こうして、自己分析によって、僕の人生は大きく変わった。
「天職を見つけること」 – それが最も効率的な自己投資だ。
自分のやりたい仕事がわからない人がいかに多いことか。たとえば、社会では、「うつ病」の人が急増しているが、「うつ病」は仕事が原因であることが多い。自分の「天職」と、異なる仕事をしていると、いつの間にか心が壊れていく。
コロナ禍で今の就活生は非常に大変だと思うし、
私のような就活での失敗をしてほしくない。
友人であり、尊敬する丸山さんのブログをよく読んで、
私流に言うのなら、「天職」を見つけてほしいと思う。
今、4年生の人も間に合いますよ。
頑張ってください!
ユタカ
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
僕のことも書いていただき、ちょっと恐縮ですが、ユタカさんはコロナ禍で懸命にがんばる多くの就活生の役に立てればと思い、あえてメッセージを送ってくれました。
実際、コロナウィルスで業績が悪化した企業も、
先の見えない企業もとても多いのが事実です。
しかし、そんな企業の経営者や幹部は、
必死にその荒波を乗り越えようとして、
前向きに企業経営をしています。
今いるお客様や、
ともに働く仲間、
そして、まだ見ぬ従業員のために。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、
そんな、経営者たちの「希望の星」にあなたがなってください。
どんな経営者でも懸命に働く仲間を待っているものです。
就活、頑張りましょうね!
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